当院の特徴 | 苫小牧の矯正歯科ならみかみ歯科・矯正歯科医院

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歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)

歯を抜かない矯正をご存じですか?

一般的な矯正治療は、歯を4本抜歯する「抜歯矯正」です。
つまり、歯の数が28本あるところを24本として矯正治療をするということになります。
10代で4本の歯の喪失は将来的に大きなダメージとなります。私どもは歯周病専門医の院長のこだわりから、平成4年より米国グリーンフィールド先生に習得し、歯を抜かない矯正治療を確立しました。

歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)で本来のキレイな歯並びに

従来の矯正歯科治療では、歯並びを整えるために小臼歯(前から4番目または5番目の歯)を抜歯して、顎の大きさと歯を並べた大きさを合わせます。しかし、健康な歯を「間引き」することが、本来の歯の機能を少なからず損なってしまうことに問題はないのでしょうか?人には通常28本の永久歯が生えてきます(親知らずを除き)
本来、人間の歯はこの28本は自然に、自分でキレイに並ぶように設計されています。最初から不具合が出るようには出来ていないのです。しかし、現実には歯並びが悪くなってしまうケースが少なくありません。そこには必ず原因が存在します。何かが障害になり、歯がキレイに並ぶことが出来ないのです。
その原因を取り除くことが出来れば、歯は本来の位置にキレイに並ぶはずです。これが「非抜歯矯正」の基本的な考え方です。

非抜歯矯正の治療法

奥歯を後方へ移動して歯を並べるスペースを作る

奥歯の臼歯を後方へずらして、歯列全体を後方に移動させることで歯をキレイに並べる為のスペースを確保します。

顎の大きさ(歯列のアーチ)を広げてスペースを作る

歯並びが悪い原因は、顎の大きさの成長の遅れになります。
現在のお子さんはスタイルもスラッとして良く人間として進化しています。
しかし、骨格はスラッと進化していますが、歯の大きさは変わらないために不調和が生じております。
そこで、顎の大きさのみの成長を促す装置を予めお口の中に入れ、歯列のアーチを拡大することで歯をキレイに並べるためのスペースを確保します。

「育成矯正」について

顎の成長を促し、永久歯がキレイに生えそろうためのスペースを作ります

育成矯正とは、中学校に入学する前まで(12歳まで)の期間に矯正治療を行うことを呼んでいます。
子どもの顎は柔らかく、乳歯と永久歯が混在している「混合歯列時期」に歯並びで悩んでいる場合も、顎を拡大して永久歯が生えてくるスペースを用意してあげることにより、歯が適切な位置に動く可能性が高くなります。

矯正治療のタイミングについて

当院では、「混合歯列時期」に矯正を開始することをおすすめしております。
顎の発育不全は咀嚼(ものを噛むこと)に悪影響を及ぼすだけではなく、滑舌の悪い発音の原因になったり、顔の形まで変形させてしまうことがあります。
大人になってから顎の骨を治療するとなると、外科的な手術が必要になってしまう場合もあるので費用的な負担も大きくなります。結果的に、出来るだけ子どものうちにしっかりと治療しておくことの方が費用を安く済ませられるケースが多いです。

育成矯正のメリット

MERIT 01.虫歯や歯周病になりにくい

歯並びが悪いと歯と歯の間に汚れが溜まりやすくなります。歯みがきの効率も悪いため、虫歯や歯周病のリスクが高くなり、口臭の一因にもなります。
また、咬み合わせが悪いと顎の関節障害の原因となることがあります。歯並びが整うことで、歯みがきがやりやすくなります。

結果としてみがき残しが減り、虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を減らすことに繋がります。
歯の隙間にに食べかす等がたまるのが改善されて虫歯や歯周病にかかるリスクが低減すると言われています。

MERIT 02.スムーズな発音ができるようになる

歯並びが悪いと、適切な発音ができずに滑舌が不明瞭になりがちです。サ行やタ行がいつまでも幼児のような発音ならば、歯並びが原因ということも考えられます。 歯に隙間が空いたままだと上手に発音ができないと言われています。話し方が聞き取りやすくなったという声も多く聞かれます。 言葉の発音は、成長期にとても関係しており、早い段階から歯列矯正をすることが望ましいと言えます。

MERIT 03.顎と筋肉バランスが整う

実は、歯並びは身体全身にも影響を及ぼします。悪い噛み合わせをを放置すると、力のかかり方が偏ってしまって顎が歪むことがあります。 咀嚼筋群(ものを噛むときに使う筋肉)は強い力を出すことができる筋肉ですが、その筋肉が偏って使われてしまうと、肩から背中の筋肉もバランス良く使われずに、必要以上に緊張します。 若年でもあるにも関わらずに肩こりや頭痛がひどいのは、もしかしたら歯並びのせいかもしれません。

MERIT 04.コンプレックスに悩まない

歯並びの悪い方はどうしても隠そうとするので、思い切り笑うことができないことが多いです。人生の早い段階でしっかりと治して、自分に自信を持たせてあげることが、健全な心を育くむことに繋がります。 仮に将来的に本格的な矯正が必要になった場合でも、歯列育成矯正をすることで、矯正治療が成功する可能性が高くなります。 歯列矯正によって歯並びを治すことにより、見た目も変わって自分に自信が持てるようになります。コンプレックスの解消は非常に大きなメリットと言えるでしょう。

非抜歯矯正で使用する最新装置の紹介

お子様用のマウスピース型矯正装置 - プレオルソ

本来、歯は適当に生えて並んでいくのではなく、顎の成長に伴う適切なスペースに加えて「舌・頬・唇の筋肉」のバランスに合わせて並んでいきます。つまり、口周りの筋肉バランスが悪ければ歯並びは悪くなり、バランスが良ければ理想の位置に自然と並んでいくようになっています。

「プレオルソ」は弾性のあるポリウレタン素材を使用した上下一体型のマウスピース型で、小児(4歳から9歳くらいまで)の歯並びを悪くしている口周りの筋肉を訓練することで歯を動かす矯正装置です。 お口に入れることで自然と口周りの筋肉を訓練し、バランスを調整してくれますので、結果として歯が正しい位置に並んでいくことになるのです。

「歯を直接動かす」のではなく、歯並びを悪くしている原因(口の周りの筋肉)を改善することで「間接的に歯並びを改善」していきます。歯並びが悪いお子様は、歯並びだけではなく他の問題を抱えているケースが大変多いです。 口を上手く使えていないと、結果として歯並びが悪くなり、これらの症状が出てくることが多いのです。あなたのお子様はいかがでしょうか?

こんな場合は要注意!

  • 01

    鼻呼吸ではなく、口をポカンと開けて口呼吸していませんか?

  • 02

    寝ている時に口をポカンと開けていませんか?

  • 03

    食べ物を上手に飲み込むのが苦手で、丸呑みしてしまうことがありませんか?

  • 04

    咀嚼(ものを噛むこと)が上手くいかず、いつまでも口の中で食べ物を噛んでいませんか?

  • 05

    滑舌が悪く、うまく喋れなかったり、聞きづらい言葉があったりしませんか?

口呼吸をしていると、舌が正常な位置に収まっていないことになるため、歯並びに悪影響を及ぼすことが多くなります。

また、口の中が乾燥して唾液が少なくなるため、虫歯や歯周病にかかりやすくなってしまいます。

噛み合わせと歯並びを改善すると同時に、口呼吸ではなく正しい鼻呼吸が出来るようになることが将来的にとても大事になってきます。

「プレオルソ」の装着時間は、就寝時と家にいる時に1時間前後のみで充分です。食事の時や運動時には装置を外せますので、歯みがきも充分に出来ます。歯が抜けたりする生え変わりの途中の時期でも装置を入れることが出来ます。「プレオルソ」にはType1~3までのラインナップがあります。

プレオルソ タイプ1

出っ歯、噛み合わせが深い(上顎前突症、叢生、過蓋咬合、各種保定)

プレオルソ タイプ2

前歯が噛み合わない(開咬症、各種保定)

プレオルソ タイプ3

受け口(反対咬合、逆被蓋、各種保定)

プレオルソの特徴

柔らかいポリウレタン素材
を使用しています

装着時の痛みがほとんどありません。装着感が良く、素材のにおいもありません。弾性に富んでいるので、壊れることがほとんどありません。
こどもが一番嫌がる堅いレジン(プラスティクの様なもの)でなく、ポリウレタン製 の柔らかい素材でできており、装着感が非常に良いので装置を嫌が らずに使うことができます。

最適にデザインされた
プリフォーム(既製品)タイプです

こどもにとって歯型を取る(粘土みたいなものをお口の中に入れる)ことは 非常に高いハードルです。プレオルソのために開発したこの装置は既製品 ですので印象採得(型取り)の必要がありません。装置の調整もほとんど不要です。

いつでも容易に
取り外し可能です

歯みがきやうがいをする時などは簡単に取り外すことが出来ますので、口腔内を清潔に保つことができます。マルチブラケットや固定式の拡大装置と併用できます。さらに、従来の矯正装置は調整が非常に煩雑で嫌な臭いがしましたが、この装置 は、熱可塑性(熱を加えることで自由に調整できる)の素材でできており、 お湯を使った簡単な調整をする事により顎を広げたり、個々の口腔内に合 わせることができるので調整が簡単です。

カリエール 非抜歯矯正の可能性を広げる最新装置

カリエールは2004年に開発された、矯正治療の初期段階に用いる画期的な装置です。犬歯および第1大臼歯(奥歯)の位置を理想的な位置関係に改善させる装置です。
犬歯から大臼歯を奥側に移動させ、前歯部に隙間(スペース)を作ることによって、その後の矯正治療をより短期間で、より正確に行うことが可能となります。
通常のブラケットによる矯正治療の場合、治療期間を約30%程度短縮させることができます。また、当院でも扱っている【マウスピース型矯正治療】のような透明なマウスピースを用いる矯正の場合には、事前に奥歯を移動させることにより、作成するマウスピースの数量を大幅に減らすことが出来ます。カリエールを使用した際にどのように歯が動くのかを動画でご紹介します。

矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療

難易度の高い矯正治療を行う場合の、新しい治療法です。
「インプラント矯正」と呼ばれることもある治療法で、矯正用に作られた直径1~2mm程度、長さ6~10mm前後のチタン製極小インプラントを顎の骨に埋め込み、固定源として使用することによって、今までの矯正治療では難しかった歯の移動が可能となります。アンカースクリューを用いた矯正治療は、固定源が少ない、または得られないケース、ゴムやヘッドギアなどの使用が出来ないケースの矯正治療法として、とても有効な方法です。

表面に麻酔を施した後に、さらに局所麻酔をして矯正用アンカースクリューを顎の骨に埋入します。
埋入したアンカースクリューが骨に固定されるまでは過度な刺激を与えないように注意が必要となりますが、日常生活の障害になるような事はありません。矯正用アンカースクリューは治療が終わった後で取り外します。
難易度の高い矯正治療を行う場合、従来の方法では顎を切るなどの外科手術が必要であったり、患者様へ大きな負担をかけるヘッドギアなどを使用する必要があったりしましたが、矯正用アンカースクリューの登場によって、矯正治療の幅が広がりました。
ただ、多くのメリットがある反面、顎の骨にスクリューを埋め込むということに対して不安を覚えることが多いのも事実だと思います。患者様によってメリット・デメリットも変わってくることがありますので、まずはお気軽にご相談下さい。